mm-parm¶
概要¶
要約: PDB から Amber prmtop/rst7 トポロジーファイルを構築します。GAFF2 リガンドの自動パラメータ化、ジスルフィド結合検出、PDBFixer による任意の水素付加に対応。
mlmm mm-parm は PDB から Amber トポロジー/座標ファイルを生成します。入力 PDB はデフォルトでは構造修正なしにそのまま使用されます。不明な残基は antechamber(GAFF2、AM1-BCC 電荷)と parmchk2 で自動的にパラメータ化されます。--ligand-charge に明示した残基は ligand/cofactor 定義として扱われ、GAFF2 パラメータ化が最優先されます。ジスルフィド結合は SG-SG(または S-S)距離が 2.3 Å 以内であることから幾何学的に推定されます。AMINO_ACIDS に載っているアミノ酸系残基で、選択された力場に認識されないものは自動処理されません。手動でパラメータ化するようメッセージを表示してビルドを中断します。
--add-h の場合、指定された --ph で PDBFixer を使用して tleap 処理前に水素が付加されます。他の構造修正は行われません。--ff-set ff14SB を使用すると、力場は ff14SB(タンパク質)+ TIP3P(水)(+ phosaa14SB)に切り替わります。
最小例¶
mlmm mm-parm -i input.pdb --out-prefix complex \
-l "GPP=-3,MMT=-1" --ligand-mult "GPP=1,MMT=1"
出力の見方¶
<prefix>.parm7– Amber prmtop トポロジー<prefix>.rst7– Amber ASCII inpcrd 座標<prefix>.pdb– LEaP savepdb 出力(下記の命名規則を参照)
よくある例¶
水素付加付きの基本的なトポロジー構築。
mlmm mm-parm -i input.pdb --out-prefix complex \
-l "GPP=-3,MMT=-1" --ligand-mult "GPP=1,MMT=1" \
--add-ter --ff-set ff19SB --add-h --ph 7.0
水素付加なしのビルド。
mlmm mm-parm -i input.pdb --out-prefix complex \
-l "GPP=-3" --no-add-h
ワークフロー¶
入力準備 – 入力 PDB はそのまま読み込まれます(構造修正なし)。
--add-hが設定されている場合、PDBFixer で指定--phにて水素が付加されます。TER 挿入 –
--add-ter(デフォルト)の場合、リガンド/水/イオン残基の連続ブロックの前後に TER レコードが挿入されます。不明残基のパラメータ化 – 力場で認識されない残基は antechamber(GAFF2、AM1-BCC)と parmchk2 で自動パラメータ化されます。
--ligand-chargeに名前を列挙した残基はこの経路が最優先されます。形式電荷とスピン多重度は--ligand-chargeと--ligand-multで制御されます。ジスルフィド検出 – CYS/CYM/CYX ペアで SG-SG(または S-S)距離が 2.3 Å 以下のものが自動的に結合されます。
トポロジー構築 – tleap が選択された力場セットを使用して parm7/rst7/pdb ファイルを生成します。
CLI オプション¶
オプション |
説明 |
デフォルト |
|---|---|---|
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入力 PDB( |
必須 |
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parm7/rst7/pdb ファイルの出力接頭辞。 |
入力 PDB のファイル名幹 |
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残基名と形式電荷のマッピング(例: |
None |
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残基名とスピン多重度( |
None |
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作業ディレクトリの中間ファイル/ログを保持(デバッグ用)。 |
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リガンド/水/イオンブロックの前後に TER を挿入。 |
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PDBFixer で |
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PDBFixer の水素付加用 pH( |
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力場セット: ff19SB(デフォルト)または ff14SB。 |
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関連項目¶
典型エラー別レシピ – 症状起点の切り分け
トラブルシューティング – 詳細な対処ガイド
all – end-to-endワークフロー(内部で mm-parm を呼び出し)
extract – パラメータ化前に活性部位ポケットを抽出
define-layer – トポロジー構築後に ML/MM レイヤーを定義