pdb2reaction ドキュメント

バージョン: v0.5.0 GitHub ACS Omega 論文

pdb2reaction ワークフロー概要

pdb2reaction は、酵素複合体や小分子を対象として、機械学習原子間ポテンシャル(MLIP)を用いて PDB/mmCIF/XYZ/GJF の構造から反応機構を解析する Python 製 CLI ツールキットです。

初めての方は はじめに からお読みください。

はじめに インストール Google Colab で実行

クイックスタート

反応の前後の構造から反応機構解析を一気通貫で行う

クイックスタート: all の Endpoint モード

1 つの構造から一気通貫で反応機構解析を行う

クイックスタート: all の Scan-list モード

TS 構造から一気通貫で反応機構解析を行う

クイックスタート: TS-only モード

目的

ページ

クラスターモデルを組む・削る・広げる

クラスターモデルの組み方

小分子の反応機構を解析する

小分子の反応機構解析

反応機構を調べる・TS が取れない

反応機構を調べるコツ

求めた TS 構造を DFT で構造最適化する

MLIP の TS を DFT で確かめる

計算が失敗した

トラブルシューティング

サブコマンド

サブコマンド

説明

all

抽出(任意)、3 つの入力モード(Endpoint モード・Scan-list モード・TS-only モード)のどれか 1 つ、TS/IRC・熱化学・DFT(任意)を 1 回の実行でまとめて行う

extract

タンパク質–リガンド複合体から活性部位モデル(バインディングポケット)を抽出

fix-altloc

PDB の代替位置指示子を解決

add-elem-info

PDB の元素欄(77–78)を修復

opt

単一構造の構造最適化(L-BFGS または RFO。任意の --flatten で残った虚振動を除く)

tsopt

遷移状態最適化(Dimer または RS-P-RFO。任意の --flatten で余分な虚振動を除く)

path-opt

GSM または DMF による 1 段階の MEP 最適化(2 構造から)

path-search

自動精密化を伴う多段階の再帰的 MEP 探索(2 構造以上)

scan

拘束付き距離スキャン(複数距離の協奏スキャン・多段階スキャンに対応)

scan2d

2 次元のエネルギー地形の探索・PES マッピング

scan3d

3 次元のエネルギー地形の探索・PES マッピング

freq

振動解析と熱化学

irc

固有反応座標(IRC: Intrinsic Reaction Coordinate)計算

dft

DFT 一点計算(GPU4PySCF / PySCF)

sp

MLIP または -b dft による一点計算(エネルギー + 力 / Hessian)

trj2fig

XYZ 軌跡からエネルギープロファイルをプロット

energy-diagram

数値入力からエネルギーダイアグラムを作成

bond-summary

連続構造間の共有結合変化を検出・レポート

設定・参照資料

トピック

ページ

共通オプションと入力要件

共通オプションと残基・原子の指定

原子の固定と距離の拘束(--freeze-atoms・--distance-restraint)

原子の固定と距離の拘束

よくあるエラーと対処

トラブルシューティング

CLI コマンドの一覧(英語のみ、自動生成)

コマンドの一覧(英語のみ)

YAML 設定オプション

YAML 設定の一覧

MLIP バックエンド設定

MLIP バックエンド

各コマンドが書き出すファイル

出力ディレクトリのレイアウト

result.json と summary.json の欄

JSON 出力の一覧

複数の GPU ノードで動かす(PBS + Ray)

HPC 実行例

AI エージェントから使う

エージェントスキル

コードの構成(開発者向け)

アーキテクチャ

用語

用語集

システム要件

ハードウェア

  • OS: Linux(Windows では WSL2 上の Linux に導入してください)

  • GPU: 使用するバックエンドと PyTorch wheel に対応する NVIDIA ドライバー。CPU のみでも実行可能ですが低速です

  • VRAM / RAM: モデル、系の大きさ、Hessian の計算方式で変わります。代表的な計算で最大使用量を測ってください

ソフトウェア

  • Python >= 3.11

  • CPU 版または CUDA 対応の PyTorch。ビルド済みの wheel は CUDA ランタイムを含むので、手元の CUDA toolkit は通常いりません(ソースからビルドするときだけ必要です)

セットアップは インストール を参照してください。

エージェントスキル

pdb2reaction は、CLI サブコマンド・構造 I/O・バックエンドインストール・ワークフロー・出力解析・HPC 運用をカバーする AI エージェント向けの手順書を skills/ に同梱しています。導入するときは、AI エージェントに次のように指示してください。

https://github.com/t-0hmura/pdb2reaction/tree/main/skills をスキルとして取り込み、pdb2reaction-install の手順に従って pdb2reaction をインストールして

GitHub のリポジトリを clone 済みなら、URL の代わりに手元の skills/ の path を渡しても構いません。導入後は、たとえば次のように指示できます。

〈論文〉を読んで、〈PDB ID〉の構造からモデルを作成し、〈反応段階〉の経路について、pdb2reaction のスキルを用いて反応機構解析を行ってください。

詳しくは AI エージェント向けスキル を参照してください。

引用

pdb2reaction を研究で利用する場合は、ACS Omega の論文を引用してください:

@article{ohmura2026pdb2reaction,
  author       = {Ohmura, Takuto and Sato, Hajime and Terada, Tohru},
  title        = {pdb2reaction: End-to-End Reaction-Path Elucidation from PDB Structures Using Machine-Learning Interatomic Potentials},
  journal      = {ACS Omega},
  year         = {2026},
  doi          = {10.1021/acsomega.6c08242}
}

ソフトウェアまたは特定のリリースを引用する場合は、Zenodo レコードを使用してください:

@software{ohmura2026pdb2reaction_software,
  author       = {Ohmura, Takuto},
  title        = {pdb2reaction},
  year         = {2026},
  version      = {0.5.0},
  url          = {https://github.com/t-0hmura/pdb2reaction},
  license      = {GPL-3.0},
  doi          = {10.5281/zenodo.19197865}
}

ライセンス

pdb2reaction は GNU General Public License version 3 (GPL-3.0) の下で配布されています。

ヘルプ

# 一般的なヘルプ
pdb2reaction --help

# コマンドのヘルプ
pdb2reaction <subcommand> --help

# 詳細オプション(内部チューニング用)
pdb2reaction <subcommand> --help-advanced

問題の報告や機能の要望は GitHub Issues へお寄せください。